【企業スポーツと経営】ワコール女子陸上競技部(上) (3/3ページ)

2015.3.24 05:00

永山忠幸監督

永山忠幸監督【拡大】

  • 2013年8月、モスクワで開催された世界陸上競技選手権女子マラソンで3位でゴールする福士加代子選手

 永山監督はこの結果をチーム全体の課題ととらえ、常に本番を意識したケニアやエチオピアなどアフリカ勢のトレーニング方法を普段の練習にも導入。また、競泳の五輪金メダリスト、北島康介選手らへの“勝負脳”の指導で知られる脳医学者、林成之氏のアドバイスを受けながら、選手のメンタル強化を図ってきた。この結果、福士選手は13年の世界陸上競技選手権モスクワ大会・女子マラソンで見事、銅メダルを獲得。樋口紀子選手も11年の東京マラソン女子部門で優勝を果たした。

 「結果が全て」と言い切る永山監督。福士選手に続くエースの育成がチームの今後の課題だという。

 「ワコールの選手に求められているのは単に日の丸を背負って走ることだけではありません。どんな成績が残せるか。それこそが問われているのです」。そう力を込めた。(今西富幸)

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