スマホゲーム、差別化戦略加速 過去の人気ソフト移植、大手協業も活発化 (1/2ページ)

2015.3.24 06:15

 任天堂の参入表明で注目度が高まっているスマートフォン向けゲームで、各社がゲーム機向け人気シリーズの移植や開発力の強化など、他社との差別化戦略を加速させている。スマホの端末普及が一巡する中、専業メーカーに加えて老舗のソフト大手も注力し、過当競争の懸念も出ているからだ。厳しい競争を勝ち抜くために、大手同士が協業する動きも活発化してきた。

 コナミデジタルエンタテインメントは今月、スマホ向け野球ゲーム「実況パワフルプロ野球」に、米大リーグ・ヤンキースの田中将大投手の考案したシナリオを追加した。田中投手が高校時代を送った北海道を舞台に甲子園出場を目指すという内容。ゲーム機向けに1994年に発売された人気シリーズのスマホ版で、このゲームでよく遊んでいたという田中投手に依頼を快諾してもらったという。

 セガは4月1日付でグループ内組織を再編する。スマホ向けゲームを手がける子会社であるセガネットワークスを吸収合併し、社名をセガゲームスに変更。セガの人気キャラクターなどをスマホ向けにも活用しやすい態勢を整えるなど、「成長分野への経営資源投入」(同社)が狙いだ。来期には、グループで配信するゲームを今期の2倍超に相当する36作に増やす。

過去の人気ゲームといった“財産”は強力な武器に

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