昭和電工、植物工場を海外展開 山口大と連携で

2015.3.11 17:42

昭和電工が販売している植物工場の内部

昭和電工が販売している植物工場の内部【拡大】

  • 「植物工場」の海外輸出を進めるための連携協定を結んだ、山口大の岡正朗学長(左)と昭和電工の坂井伸次副社長=11日、東京都中央区

 化学大手、昭和電工は11日、山口大学と発光ダイオード(LED)照明などを使った植物工場の海外展開で連携協定を結んだ。同社独自のLED照明を使う栽培技術を、山口大が人材育成などで連携している海外約100機関に伝える。同社は連携で海外展開を始め、植物工場事業の売上高を現状の約5倍の約50億円に引き上げることを目指す。

 栽培技術は同社と山口大が共同開発。レタスなど野菜の育成過程で、同社の高輝度LEDの光を独自の手法であてることで出荷までの期間を従来に比べ1割以上短縮することができる。

 同社は工場に必要なLED照明やアルミ製の栽培棚、抗菌の断熱パネルなどを包括的に販売。すでに国内で約20工場を展開しているが、海外展開には品種により異なる光の制御などができる技術者の育成が課題だった。山口大と連携することで海外の人材育成を進め、受注拡大につなげる狙いだ。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。