NTTドコモは10日、携帯電話ネットワークを使わずに異なる基本ソフト(ODS)を搭載したスマートフォン間で近距離の情報伝達ができる通信技術を開発したと発表した。3月中にソフトウエア開発キットを企業向けに公開し、アプリ(実行ソフト)の開発を促す。
通信方式は近距離通信規格「ブルートゥース」の省エネ版で、OSは米グーグルの「アンドロイド」と米アップルの「iOS」に対応。通信距離は20メートルまで、通信可能な人数は最大6人まで。携帯電話の電波が入りにくいイベント会場や避難所などでバケツリレー式に必要な人たちに安否確認や連絡などの情報伝達が可能になる。