2015.3.10 05:56
ポーラ化成工業は9日、鼻が高いなど縄文人に近い骨格や体質の特徴を持つ日本人は、肌にシミができやすい傾向があるとの研究成果を発表した。紫外線などの刺激を受ける遺伝子の配列が、日本人のもう一つの祖先とされる弥生人と大きく違うことを要因としている。
シミのできやすさは最大で18.7歳の加齢に相当する差があるという。研究では国立科学博物館から提供を受けた縄文人5人と、20~50代の現代人244人の遺伝子を調べた。同社は「骨格などの特徴でシミのリスクを簡単に予想できる。新たな肌の解析法につなげたい」としている。