米国アップルが電気自動車(EV)の開発に乗り出したという。スマートフォン「iPhone」などで私たちの生活を変えてきたアップルの参入だけに、そのインパクトは大きい。
商品開発力やブランド力に優位性がない業界中位クラス以下の自動車メーカーにとっては強力なライバルの出現となる。もしも本当にアップルのEVが登場することになれば、あっという間にシェアを奪われるメーカーがあるかもしれない。
ミニバンタイプのEVを開発か
自動車業界に驚きのニュースが飛び込んできた。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は2月13日、関係者の話として米アップルがEVの開発を始めたと報じた。すでにミニバンに似た車の設計に取り掛かっており、数百人を採用し、自社ブランドでの製造を目指す方針という。
すでに米グーグルが自動運転車の実用化にむけて試作車を走行させるなど自動車のIT(情報技術)化が進む中、IT企業の自動車分野への進出は予想されたことだ。