ジャパネットたかた創業社長の高田明氏、退任理由を語る (1/8ページ)

2015.2.19 08:24

 1月16日、昭和61年の創業以来務めてきた社長を退任しました。新社長には長男の旭人(あきと)が就きました。創業者もいつかは退任する、そういうことです。

 企業は事業を継続することによって、初めて価値が生まれるものだと思います。100年続く企業にしようと常々考えながら、経営にあたってきました。

 退任を口にしたのは平成24年末のことでした。

 「25年12月期(25年1~12月)決算の経常利益で過去最高益を更新できなければ社長を辞める」と宣言したのです。

 実はその直前、ジャパネットは苦しんでいました。

 22年12月期、売上高1759億円、経常利益136億円と過去最高を記録しました。家電エコポイント制度(注)が23年3月に終了することになっており、駆け込み需要が大きかった。そして、売り上げの半分以上、960億円をテレビが占めていました。テレビ通販という意味ではなく、テレビそのものの販売額です。

 ところが、23年以降のテレビの販売不振は、予想をはるかに超えるものでした。この結果23、24年度は2期連続の減収減益となりました。

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