食品メーカー、2~4月に相次ぎ値上げ 急激な円安「自助努力に限界」 (1/3ページ)

2015.2.18 06:39

 2月から4月にかけて、食品メーカーの値上げが相次ぐ。昨秋以降の急激な円安で輸入原材料などの仕入れ負担が増し、企業努力で吸収できなくなっているためだ。値上げの対象は冷凍食品や乳製品、ケチャップなど幅広く、家計に響きそうだ。

 1日にはニチレイフーズ、テーブルマークなど冷凍食品大手が出荷価格を一斉に引き上げた。円安だけでなく、需要増加に伴う原材料価格の上昇もあって「自助努力での(コスト)吸収は限界を超えた」(ニチレイフーズ)という。16日にはハウス食品が、家庭用カレー商品の希望小売価格を引き上げた。

 3月にはアイスクリームや魚肉練り製品、オリーブオイル、紅茶のティーバッグが値上げされる。生乳価格が上昇した影響で牛乳やヨーグルトなど乳製品の値上げも相次ぐほか、4月にはカゴメとキッコーマンがケチャップの価格を25年ぶりに引き上げる。

「食品メーカーは基本的に横並び意識が強い」(大手証券エコノミスト)

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