上場企業の最終益が過去最高に 15年3月期 円安恩恵企業が牽引 (1/3ページ)

2015.2.14 06:40

 東証1部に上場する企業(1267社、金融除く)の2015年3月期の最終利益の合計額が過去最高を更新する見通しとなったことが13日、SMBC日興証券の集計で分かった。円安を追い風に自動車や電機など、収益に占める海外比率が大きい企業の業績改善が目立つ。

 SMBC日興証券が12日までに14年4~12月期決算の発表を終えた1225社(開示率96.7%)の15年3月期の最新予想と、決算を今後発表する42社の従来予想を合わせて集計した。

 最終利益の合計額は20兆6300億円と過去最高だった14年3月期(20兆960億円)を上回る見通しだ。4~12月期決算を公表した1225社のうち、15年3月期の最終利益予想を上方修正したのは192社で、下方修正した137社を上回った。

業績を伸ばしたのが自動車。円安で北米を中心に海外販売が好調

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