大塚ホールディングスが13日発表した2014年12月期連結決算は、売上高が1兆2242億円、最終利益が1431億円だった。決算期変更のため9カ月の変則決算だが、主力の抗精神病薬「エビリファイ」が引き続き好調で14年3月期通期に近い利益水準を維持した。
エビリファイは主要市場の米国で販売を伸ばし、売上高は前年同期比11・3%増と業績を牽引した。ただ、今年4月に米国でエビリファイの特許が切れるため、15年12月期は売上高が1兆3700億円、営業利益が1100億円、最終利益が800億円と大幅な減益を見込んでいる。