ホンダは11日、台湾で二輪車販売に再参入すると発表した。250cc超の中・大型バイク専門店を4月以降開設する。所得向上に伴い現地では中・大型バイクの需要が高まっており、商機があると判断した。
販売店は台湾北部に2店、中部と南部に1店ずつ開設する。日本で開発した台湾仕様のモデルを国内とタイの工場で生産し台湾へ輸出する予定。台湾では並行輸入業者が販売したホンダ製バイクが約7000台出回っており、直営店の開設を求める声が強かった。
ホンダは1961年から台湾企業に技術供与する形で125ccクラスの小型バイクを中心に生産・販売を行ってきた。だがシェアが伸び悩み、2003年に二輪車事業から撤退した。