大赤字ソニーがストップ高、大幅黒字の日立が10%安…5日の奇妙な株価の理由は? (1/3ページ)

2015.2.5 17:20

決算内容について説明するソニーの吉田憲一郎氏=4日、東京都港区

決算内容について説明するソニーの吉田憲一郎氏=4日、東京都港区【拡大】

 巨額赤字決算のソニーが一時ストップ高となり、2500億円の通期黒字を予定する日立製作所が10%近く株価が下がるという、一見奇妙な現象が5日の東京株式市場で起きた。両社とも前日4日に決算発表をしたが、その内容が原因だという。

 ソニー株は前日終値の2769円に対し、この日は寄り付き段階で2011年3月の東日本大震災後初めてとなる3000円台を回復。さらに上昇が続き、午前11時ごろには18.1%、500円高い3269円とし、一時ストップ高となった。2010年4月以来、4年8カ月ぶりの高値水準。終値は332円50銭高の3101円50銭で、上昇率12.0%は東証1部の値上がり率2位だった。

 一方、日立株は寄り付きから軟調で、終値は9.9%安、85円60銭安の781円で取引を終了した。一時768円20銭まで下げ、下げ幅は10%を超えた。終値は東証1部の値下がり率2位となった。売買代金は東証1部で買い主体のソニーが1位、売り主体の日立が2位と対照的な取引となった。

営業損益を黒字に転換し、最終赤字は2300億円から1700億円に減るという内容

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