愛好家増加へ検定制度導入 日本真珠振興会

2015.2.3 05:00

初代の「シニアアドバイザー」。一般ユーザーに向け真珠の美しさや魅力を伝える役割を果たす

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 宝飾品の製造販売会社や真珠の養殖業者などによって構成される日本真珠振興会(東京都中央区)は、真珠の愛好家を増やすことにより業界の活性化を図る目的で、「真珠検定」制度を導入する。

 検定は3ランクに分かれる。一般ユーザーに向け真珠の美しさや魅力を伝える役割を果たす、真珠店の販売員や専門職が「SA(シニアアドバイザー)」。登録するには検定講座を受講することが前提で、各人に似合う真珠を選択・提案できる知識とスキルの習得を目指す。すでに10人が任命されており、第1回目の検定講座を3月に実施。2018年までに1000人のSAを育成する計画だ。JA(ジュニアアドバイザー)は一般の人が対象。1回の講座を通じ「どんな真珠が自分に似合うのか」を分かるようにする。年間1000人ペースでJAの誕生を目指す。

 最高ランクがSP(スペシャリスト)で制度は16年からスタート。SAを取得し、さらに深く知りたい人が対象となる。

 同振興会の会長を務める大月真珠(神戸市中央区)の大月京一社長は「真珠は売る人、買う人にとって分かりにくい商材といわれている。この問題を解決するには真珠を理解した上できちんと魅力を説明できるようにすることが必要」と話している。

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