カネボウ化粧品は1日、男性スキンケアブランド「リサージ メン」を立ち上げた。旧カネボウの化粧品部門が2004年に独立して以来、女性化粧品に集中してきたが、約10年ぶりに男性用の新商品を発売。既存のブランド力を活用し業績立て直しに向け、成長する男性化粧品市場に再挑戦する。
1500店で販売
第1弾商品となる化粧液「スキンメインテナイザー」(3240円)はアロエベラ葉エキスなど保湿成分を配合し、化粧水と乳液の機能を1本にまとめて肌ケアの手順を簡略化。液がたれにくいジェルにし、一押しで適量をだせる引き金型の容器にするなど使い心地にもこだわった。
泡タイプの洗顔料と合わせ、化粧品専門店や一部ドラッグストアなど約1500店で販売する。マーケティング部門の荻野智子部長は「得意の(美容部員らが相談しながら販売する)カウンセリング分野で、新しい市場を開拓したい」と話す。