「第2の松下幸之助」に期待 阪急電鉄などが起業家支援に乗り出す理由 (1/4ページ)

2015.1.17 17:16

阪急電鉄が開設する起業家向け会員制オフィス「GVH#5」

阪急電鉄が開設する起業家向け会員制オフィス「GVH#5」【拡大】

 本社機能の東京移転などによる地盤沈下が続く関西で、鉄道事業者が起業家支援に力を入れ始めている。阪急阪神ホールディングスでは傘下の阪急電鉄が昨年11月、大阪・梅田に起業家の支援施設を開設、阪神電気鉄道も平成24年から人材育成や企業支援の拠点を運営する。企業や産業が生まれ、関西経済の活性化につなげるだけでなく、長い目でみると新企業が沿線に本社を構えることで鉄道利用者も増えるとみているためだ。松下電器産業(現パナソニック)の創業者、松下幸之助氏のような大物経営者の登場を期待している。(橋本亮)

 切磋琢磨する“卵”

 大阪・梅田の阪急梅田駅から徒歩で約2分。阪急電鉄が「阪急ファイブアネックスビル」に開設した起業家向け会員制オフィス「GVH #5(ジー・ブイ・エイチ・ファイブ)」では将来の経営者の“卵”たちが切磋琢磨している。

 ビル11階にあるレンタルオフィス、交流サロンスペースは仕切りが少なく、開放的な空間が特徴だ。起業家同士の交流を促し、人脈やアイデアを膨らませられるように工夫、5階部分は個室ブースが中心のオフィススペースとなっている。

オフィスは24時間使用可能で、図書館のように自由に席を使用できる

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