富士重工業は16日、今年の生産・販売計画を発表した。米国や中国での販売増を見込み、国内と海外を合わせた世界生産台数は過去最高となる前年比4%増の92万台。2016年度には、米国で新たに1万8千台の能力増強を行うなどして、全体の生産能力を95万8千台に引き上げる方針だ。
今年の生産は国内が1%増の70万台、海外が14%増の22万台で、いずれも過去最高を見込んだ。
世界販売は過去最高となる3%増の94万台を計画。海外は米国が5%増の54万台、中国が10%増の6万台で、「レガシィ」や「レガシィ アウトバック」などが牽引する。
国内販売は8%減の15万6千台で、地域別で唯一前年割れを見込んだ。昨年の消費税率引き上げ後の消費低迷が長引いているうえ、新型車「レヴォーグ」の投入効果が薄れるとみている。