キヤノンは13日、米国の特許専門調査会社「IFI CLAIMSパテントサービス」の調べで、2014年に米特許商標庁に登録された特許数(速報値)が10年連続で日本企業トップになったと発表した。件数は、4055件で日本企業としては最多だったほか、海外企業の中でも、1位の米IBM(7534件)、2位の韓国サムスン電子(4952件)に次ぐ3位だった。
同社では、2007年以降、件数を右肩上がりに伸ばしており、今回、過去10年で最高の件数となった。キヤノンは、米国が世界最先端の技術を持つ企業が多く、市場規模も大きいことから、事業拡大や技術提携の視点からも米国での特許出願に注力している。