キッコーマンは13日、デルモンテブランドのトマトケチャップやトマト加工食品の一部の希望小売価格を、4月1日に卸業者へ届ける分から、4~10%値上げすると発表した。値上げは、平成2年7月以来、約25年ぶり。
トマトケチャップに関しては、カゴメも今月5日、4月1日の出荷分から25年ぶりに値上げすることを発表している。
キッコーマンが値上げするのは、ケチャップやピューレなど、家庭用10アイテムと業務用26アイテム。代表的な商品では、家庭用トマトケチャップ(500グラム)が税抜き315円から331円へと5・1%上がる。
同社は、「新興国での需要増などで主原料であるトマトペーストの価格が上がり続けており、企業努力だけではコストアップが吸収できなくなった」としている。