東京ガスは8日、「究極のエコカー」と呼ばれる燃料電池車(FCV)の燃料となる水素の販売価格を1キロ当たり1100円とすると発表した。同じ価格で販売する岩谷産業、同1千円で販売するJX日鉱日石エネルギーとともに、ハイブリッド車(HV)並みの燃料費を実現し、FCVの普及を後押ししたい考えだ。
東ガスは昨年12月、FCVに供給する商用の「水素ステーション」を東京都練馬区内の天然ガススタンドに併設した。
岩谷も既に兵庫県尼崎市と北九州市の2カ所で水素ステーションの営業を開始し、平成27年度までに4大都市圏を中心に水素ステーションを20カ所整備する計画を進めている。
JXも昨年12月、同社初の商用水素ステーションを神奈川県海老名市に開設。27年度までに40カ所にまで増やす計画だ。