水素社会幕開け、FCV普及へエネ各社も後押し 商用分野でも活用へ (3/7ページ)

2015.1.1 07:25

 不特定多数が乗り降りする大型バスは、乗用車以上の耐久性や動力性能が求められる。日野は親会社のトヨタから燃料電池の供給を受け、「1台に複数の燃料電池を搭載して出力を高める」(関係者)という。

 トヨタグループの部品大手、豊田自動織機もトヨタから燃料電池の供給を受け、15年度に燃料電池フォークリフトを新関西国際空港会社に2台納入する予定。クリーンな作業環境が要求される医薬品倉庫などで実証運用を始め、16年度以降に本格的に導入を進める計画だ。

 FCVはガソリン車と同様に関連産業の裾野が広く、水素タンクに使う炭素繊維など日本が世界の最先端を行く技術も欠かせない。部品点数が少なく、中国などの新興国メーカーでも量産が可能なEVに比べて「日本が誇る高度なものづくり力が発揮しやすい分野」(経済官庁幹部)でもある。

国産が可能な水素の有効活用はエネルギー安全保障の観点からも重要

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