■オンライン英会話 子供向けに特化
グローバル化の波が押し寄せ、早期英語教育への関心が高まっている。英会話教室や学習教材は世の中にあふれているが、費用は年間数十万円かかることもあり手軽なものではない。子供を対象にしたオンライン英会話に特化したのがリップル・キッズパークだ。三富裕哉社長は「子供が英語に興味を持ち、好きになって、話せるようになってもらいたい」と話す。
--サービス内容は
「ABCも知らない初心者向けだ。100人の講師は全員フィリピン人で、英語が公用語なのでレベルは高い。とくに子供の興味を引くような授業スキルを身につけるよう、採用者には指導法を約1カ月かけて研修している。指導の品質を担保するため、実際の生徒との実践テストで一定の評価を得られなければデビューさせない。歌やゲームで気を引いたり、指人形を使うなど子供を飽きさせない工夫を取り入れている。受講料は1回25分間、週3回のレッスンだと月額6600円だ」
--なぜ子供向けなのか
「既存のオンライン英会話サービスは、ある程度の英語力を持った人が実践の場として受講するものだった。しかし英語が苦手な人には、オンラインサービスでは十分に身につけることはできない。私自身、英語が得意ではなかったので、子供と同じ目線に立ってのサービスに乗り出した」
--レッスンの中身は
「最初に9段階のレベル判定をする。得意と不得意とを明らかにして、得意なところは伸ばし、不得意については補うようにする。1回25分間、マンツーマンでレベルに合わせて、どんな生徒でも納得できるレッスンを提供する。講師には元小学校教諭や幼児教育の専門家もいるが、全員が家庭教師や保育士のような感覚で接し、子供を飽きさせることはない」