【遊技産業の視点 Weekly View】 (1/2ページ)

2014.12.20 05:00

 □三浦健一・シークエンス代表 LOGOSインテリジェンスパートナー

 ■「定量制」「1回交換営業」の考察

 昨今、一部のパチンコホールで復活が確認されている「定量制」や「1回交換営業」と呼ばれる営業スタイル。のめり込み防止対策というわけではないが、客にやめどきの契機を提供し、負担とリスクを軽減する。本来の客と店との信頼関係を取り戻せる営業であることは、ずいぶん以前からことあるごとに提言してきた(定量制に適合する機種不足も併せて)。

 ところが、「定量制」あるいは「1回交換営業」の現状を俯瞰(ふかん)すると、1円パチンコなど低貸玉営業スタート時点にくらべても難産の様相を呈しているような気がする。

 現在のパチンコファンや、ホールスタッフが「定量制」「1回交換営業」などになじみが薄い傾向にあるのは言うまでもない。規模と資本、利益競争の中で射幸性に偏重した無定量(ノーパンク)営業がスタンダードな営業方法として全国的に定着してしまったからだ。そのような背景で、まだ現在の市場では暗中模索で試行錯誤の段階ともいえる。したがって、「定量制」「1回交換営業」を成功させるためには、これらのノウハウを店舗がいかに構築していくかが鍵となる。その意味では、すぐに着手でき、すぐさま市場に普及した低貸玉営業と同じ次元で語ることはできない面もあるわけだ。

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