フレッツ光のISP各社は今後、ドコモ光向けサービスに移行せざるを得ないが、このままでは収益悪化が必至。ドコモは15日、都内で中小ISP向け説明会を開くが、反発は避けられない見通し。光回線と携帯電話のセット割引販売は一度契約すると工事の手間やコストがかかるため解約されにくい。そのためISPはKDDIやCATVからの新規契約と、フレッツ光からの転用の両面で顧客囲い込みにしのぎを削ることになる。
国民生活センターなどにはISPの強引な電話勧誘の苦情が多く寄せられているが、ドコモ光の販売が予定通り2月に始まれば混乱を招きかねない。ソフトバンクなどは、過当競争や強引な電話勧誘などを自粛するよう業界でガイドラインを作るべきだと主張しており、総務省は動向を注視している。