2014.12.4 05:00
オフィスに冷蔵庫を置いて旬の野菜を届ける【拡大】
■オフィス向け野菜の供給強化
企業のオフィス向けに小型冷蔵庫を無料で貸し出し、新鮮な野菜や果物を毎週届けるサービス「OFFICE DE YASAI(オフィスでヤサイ)」を展開しているKOMPEITO(コンペイトウ)は食品大手のキユーピーと資本提携し、事業拡大に乗りだした。キユーピーを引受先とした第三者割当増資で調達した約5000万円の資金を活用し、サービスの提供地域を全国へと拡大。現在は東京23区内の外資系企業や官公庁などを中心に約200のユーザーを、2015年末までに2000に増やす計画を掲げている。
野菜などをオフィスに届けるサービスは昨年末から今夏までのテスト導入期間を経て、今秋から本格的に始めた。サービスの申し込みはウェブサイトを通じて受け付けた後、専用の冷蔵庫を貸し出し、コンペイトウが提携農家から調達した旬の野菜や果物を届ける仕組みだ。
野菜などは、そのまま食べることができる小さいタイプで、単価は1パックが100円から200円程度。季節や市場での調達状況、価格変動に応じてミニトマトやミニキュウリ、ブルーベリー、ミニパプリカ、プラム、ブロッコリー、ミカン、サツマイモ、マッシュルームなど多岐にわたる商品を選び、企業に配送する。
導入した会社が代金を全額負担する「ハッピー」、会社と社員が代金をそれぞれ負担する「シェア」、社員が代金を支払って食べたい分だけ野菜を購入する「イージー」という3つのプランを提供している。