【ビジネスのつぼ】ショウワノート「ジャポニカ学習帳」 (1/3ページ)

2014.11.17 05:00

ショウワノートの片岸茂社長は「今後も国産にこだわりたい」と話す

ショウワノートの片岸茂社長は「今後も国産にこだわりたい」と話す【拡大】

  • さまざまな知識を身に付けられる「学習百科」を掲載しているのもジャポニカ学習帳の特徴だ
  • ショウワノートは、「妖怪ウォッチ」などのキャラクター文具も扱っている

 ■「継続は力」でトップブランド維持

 ショウワノートの「ジャポニカ学習帳」は、累計で12億冊を販売してきた学習帳の代名詞的存在だ。その成功は、植物の表紙写真に象徴される基本デザインを守りつつ、時代の変化と折り合いをつけてきたことにある。とはいえ、トップブランド維持の苦労は並大抵のものではなく、まさに「継続は力なり」のたまものだった。

 ◆立体商標に登録

 「長年にわたり積み重ねた信頼の証しだ」

 今年初め、ショウワノートの片岸茂社長は、ジャポニカ学習帳が立体商標に登録されるとの知らせに顔をほころばせた。

 誰もが知る商品だけに、近年は類似商品が出回ったり、大人向けの風俗パロディーに仕立てられたりする例が相次ぎ、商品イメージが損われつつあった。立体商標に登録されれば、こうした動きを食い止め、トップブランドの地位が強固なものとなる。

 ジャポニカ学習帳の発売は1970年。他社の30円に対し、50円と高かったが、「高級感のある学習帳」という新ジャンルを開拓するのに成功。現在の学習帳におけるシェアは4割といわれ、子供時代に慣れ親しんだ大人が買い求める現象まで起きている。

注目ビズ!

PRESIDENT OnlinePRESIDENT Online
「昭和には根拠のない希望があった」居酒屋店主が見てきた新橋サラリーマンの“ある変化”とは
イノベーションが切り拓く日本の未来イノベーションが切り拓く日本の未来
IT見本市シーテック開幕 脱炭素やデジタル技術披露

一覧

連載・コラム

ビジネストラブル撃退道ビジネストラブル撃退道
【ビジネストラブル撃退道】発表前の新車をTwitterで公開…広告代理店・若手社員の“大失態”に…
鉄道業界インサイド鉄道業界インサイド
【鉄道業界インサイド】コロナ禍で相次ぐ鉄道運賃改定…値上げか値下げか 私鉄各社のしたたかな戦略【…

一覧

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。