2014.11.1 05:00
日本遊技産業経営者同友会の創立20周年記念式典。300人以上の業界関係者が出席した=10月15日、東京都千代田区【拡大】
日本遊技産業経営者同友会(同友会、代表理事・松田高志氏)は10月15日、東京都千代田区のグランドアーク半蔵門で「創立20周年記念式典」を開催。業界関係者ら300人以上が参加した。
第1部では、吉田ソース(正式名称ヨシダグルメのたれ)をアメリカに広め、ヨシダグループ18社の会長でもある吉田潤喜氏が「本物の戦略は100%のパッションからくる」とのテーマで講演。19歳で単身渡米し、空手道場の開設から、道場の門下生にもらったクリスマスプレゼントのお返しに実家で母親が作っていた焼肉のたれをアレンジしてソースを制作。これが全世界で200店舗以上出店しているコストコとの契約につながったほか、同事業をベースに他のビジネスフィールドにも進出。グループが持つ航空輸送会社では、ナイキの機密ともいえるエアーソールの輸送を一手に引き受けるまでに成長した。成功体験を背景に吉田会長は「自分に死に物狂いの情熱があれば、物事は進んでいく」と“思い”の重要性を強調。また、成功するには金もうけではなく人もうけをすることが大切であり、「情熱を持って向かっていけば人はついてくるし、助けてくれる」と説いた。
第2部では、「業界トップが語る、パチンコ・パチスロの未来」をテーマに、パネルディスカッションを開催。全日本遊技事業協同組合連合会の阿部恭久理事長、日本遊技関連事業協会の庄司孝輝会長、日本遊技機工業組合の金沢全求理事長、日本電動式遊技機工業協同組合の里見治理事長、そして同友会の松田代表理事が参加。「ぱちんこ業界の10年後の未来」「魅力ある市場に向けた取り組みについて」「2020年に向けた想い」の3点を中心にディスカッションを繰り広げた。