ドコモ「携帯・光」セット割引でKDDIに対抗 来春、2割安前後で検討 (1/3ページ)

2014.10.31 06:17

 NTTドコモは来春、携帯電話と光サービスのセット割引に乗り出すことが30日、分かった。NTT東西地域会社から仕入れた光回線を自社ブランド「ドコモ光」として販売するほか、携帯電話の料金プランとのセット契約で通常料金より2割前後割り引く方向で検討している。携帯と光サービスのセット割引ではKDDIが2012年2月に提供を開始し、顧客囲い込みに効果を挙げている。総務省が透明性や公正競争の確保を条件に、NTT東西の光回線卸売りやグループ企業の取り扱いを容認したことで、ドコモもセット割引に踏み切る。

 NTT東西は、光回線の卸売り料金を、1回線当たり戸建てで月額3500円、集合住宅で2500円に設定した。契約本数などによる割引は行わないため、ドコモも同額で仕入れる。

 セット割引と同時に、スマートフォンとパソコンやタブレット端末などで、サービスの連携を打ち出す。例えば、コンテンツ10万本が見放題のスマホ向け動画配信サービス「dビデオ」で見ていた映画の続きを光サービスの端末で見ることができるようになる。

「最初から価格競争をするつもりはない」(ドコモ幹部)

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