吉野家ホールディングス(HD)の牛丼チェーン、吉野家は22日、直火コンロで提供する「牛すき鍋膳」「牛チゲ鍋膳」の第2弾を今月29日から全国発売すると発表した。
牛肉を熟成させて赤身のおいしさを引き出したほか、タレのうまみを増すといった改良を加えた。牛肉など原材料の値上がりを反映させ、並盛りの場合、税込みで第1弾より40円高い630円で提供する。
昨年12月5日に発売した第1弾は、今年5月末までの累計で1400万食が売れるヒットとなり、吉野家HDの業績改善の「立役者」となった。
今回は気温の低下も見越して、昨年より約1カ月早く投入。都内で会見した吉野家HDの河村泰貴社長は、「第1弾より多く売っていきたい。価値の高い商品で、600円台という価格でも、受け入れてもらえると思う」と話した。