【ステップアップ】働楽ホールディングス、日本データスキル (1/2ページ)

2014.10.13 05:00

「ミャンマー働楽」で日本語の研修を受ける現地のソフトウエアエンジニア

「ミャンマー働楽」で日本語の研修を受ける現地のソフトウエアエンジニア【拡大】

 ■ミャンマーでITの人材開拓

 IT事業を手掛ける働楽ホールディングスは、ソリューションサービスの日本データスキルと共同で、ミャンマー最大の都市ヤンゴンに初の海外拠点となる現地法人「ミャンマー働楽」を設立した。日本からアプリ開発などを受託するほか、日本企業や現地日系企業への人材派遣などを行う。優秀なIT人材を確保しつつ、ミャンマーを足がかりとして東南アジアに進出をしていく考え。今後10年以内にグループ全体の売上高に占める海外比率を20~30%に成長させる。

 ミャンマー現地法人設立には、少子高齢化による日本国内でのIT技術者不足を解消する目的がある。また、市場のグローバル化によって日本語や英語などに精通した人材確保が急務になっていたことも海外進出への動機となり、7月に会社を設立した。

 働楽ホールディングスの西島富久社長は「当社はアジア進出に出遅れたので、先行者の少ないミャンマーに目をつけた」と話している。

 現地ではヤンゴンコンピューター大学などの教育機関と連携して社員を採用し、日本語やITについて教育してから、日本国内で正社員としてグループ会社や派遣先で4~5年勤務してもらう。一部の人は帰国してミャンマー働楽でシステム開発を担当してもらう。今年4月に採用したミャンマー人のソフトウエアエンジニア10人が日本国内で働いている。

 来年4月入社の採用活動もすでに動き出している。6月に日本語研修支援を受けるための選抜試験に25人が合格し、ミャンマー国内で初級レベルの日本語研修を受講中だ。11月には10人を正式採用する予定で、採用者には中、上級レベルの日本語研修を実施し、来年4月に日本で入社式に臨んでもらう。

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