シティバンク銀行、厳しい査定免れず 個人部門売却、見通せぬ着地点 (1/4ページ)

2014.10.6 06:45

シティバンク銀行の最終損益

シティバンク銀行の最終損益【拡大】

 シティバンク銀行の個人部門売却の1次入札が先月行われ、応札した6銀行のうち新生銀行や三井住友信託銀行、三井住友銀行など4行程度に絞り込まれた。シティは11月にも2次入札を行い、年内に売却先を決める考えだが、各行は現行サービスを継続しにくい赤字事業の買収には厳しい条件をつけるとみられ、売却の着地点には不透明感が漂う。

 「ようやく本当の交渉ができる」。1次入札を通過した銀行の幹部はこう本音を漏らす。

 それもそのはず。シティは10行超の金融機関に個人部門と傘下のクレジットカード会社の売却を打診したが、実はその段階では詳細な資産内容や売却の条件などの詳しい情報を開示していない。売却事業の詳細を知るため、「事業価値を勝手に想像し、とりあえず買収金額を提示した」のが1次入札の内実だ。

シティが本当に魅力的な“買い物”であるかどうかを見極めかねているからだ

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