マツダ「デミオ」好調 新型ディーゼル搭載車、受注の7割占める (1/4ページ)

2014.9.29 06:18

 マツダの小型車「デミオ」の受注が好調だ。今月9日の予約開始から半月足らずで販売目標の月5000台を大幅に上回る7000台以上の注文が舞い込んでいるという。新開発の環境と燃費性能に優れた排気量1500ccのクリーンディーゼルエンジン「スカイアクティブD1.5」を搭載したモデルを設定したためで、全受注の7割近くに達しているもようだ。ディーゼルエンジンの低圧縮比化と燃焼室の冷却損失低減など燃費改善が受け入れられた。

 通常のディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンに比べて大きいうえ、高価な窒素酸化物(NOx)を処理する装置が必要となる。このため小型車への搭載が難しく、価格も高額になりやすい。そこでマツダは処理装置が不要な技術を開発し小型化を実現。排気量1500ccの小型車に200万円を切る価格帯でディーゼルエンジンを載せることに成功した。

 使用環境に応じ燃料噴射

 一般的なディーゼルエンジンの圧縮比は16~18程度とされる。マツダは独自技術「スカイアクティブ」で14という低圧縮比のディーゼルエンジンをすでに開発。今回のデミオも14.8と小型車で最も低い数値となった。

価格の安い小型車への搭載も可能に

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