【遊技産業の視点 Weekly View】 (1/2ページ)

2014.8.30 05:00

 □POKKA吉田 ぱちんこジャーナリスト/LOGOSインテリジェンスパートナー

 ■史上最悪級のファン離れと対峙する業界

 8月はぱちんこ業界にとって重要なニュースが2つあった。一つは深刻な客離れ。公益財団法人日本生産性本部が4日に発表した「レジャー白書2014」によると2013年の参加人口(1年に1回でもぱちんこ店に行った人)の推計値が970万人となった。これは調査開始以来の最低値であり、しかも3年連続で最低値を更新しているのだ。ぱちんこをする人がこの2年は年間12%ほど減っていることが明らかになった。

 もう一つは19日から新聞各紙でも急増した「依存」ニュース。厚生労働省はカジノには反対しないが日本人はギャンブル依存症に陥りやすいというデータもあるので外国人だけ入場を認めるべし、という意見だという。厚労省の研究班の依存症関係の調査結果の発表もあったため、酒、インターネットなどとともにギャンブル依存症も数多くニュースになった。研究班が昨年7月に行った調査では日本人の4.8%がギャンブル依存症であり国内に536万人いる計算になる。なお、諸外国では1%前後になるのが一般的だから日本の場合は極端に高い有病率だ。

 厚労省のギャンブル依存症調査は「ぱちんこ・パチスロ」をはじめからギャンブルとして含めている修正日本語版SOGSを用いているから、外国人専用カジノというよりもぱちんこ依存症問題がクローズアップされていると考えるべきだろう。

 高い値が出ている研究班の調査結果。これに臨時国会におけるIR推進法案(カジノ推進法案)の審議があり、風営法議連によるぱちんこ換金合法化と2000億円課税という議論が国会の外に控えている。臨時国会でぱちんこ依存症が議論される公算は大きいし風営法議連は議員立法提出を目指している。

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