JR東海は26日午後、平成39年に東京(品川)-名古屋間の開業を目指すリニア中央新幹線の工事実施計画を太田昭宏国土交通相に申請する。政府はリニア中央新幹線の早期整備を後押しする姿勢で、早ければ9~10月にも着工。リニア計画が大きく動き出す。
同社は工事実施計画の申請と合わせ、7月に太田国交相から出された意見を踏まえた最終的な環境影響評価書をまとめ、国交省や沿線の知事・市町村長に送る手続きもする見込みだ。
政府は6月に改訂した「日本再興戦略」で、リニア中央新幹線を含む「高速交通ネットワークの早期整備・活用を通じた産業インフラの機能強化を図る」と明記した。国交省は必要な審査を経て、早い段階で着工を認可するとみられる。