2014.8.7 06:07
三菱自動車の相川哲郎社長は6日、フジサンケイビジネスアイなどと就任後初のインタビューに応じ、日産自動車と共同開発している軽自動車の次期モデルは電気自動車(EV)にしたいとの意向を示した。来年度以降に投入する見通し。同社が販売している軽ベースのEV「アイミーブ」に替わるモデルとして位置づける方針だ。
三菱自と日産は折半出資会社「NMKV」で軽を共同開発しており、三菱自の水島製作所(岡山県倉敷市)で生産、各ブランドで2車種を販売している。
相川氏は「次に検討しているのが軽のEV」と述べ、事業性を含めて検討を開始したことを明らかにした。生産は従来通り水島製作所で行いたいという。
EVは1回の充電で走行できる距離が200キロ前後とガソリン車などに比べ短く、充電インフラの設置不足も課題となって普及が遅れている。ただ、三菱自は日常の足として使う軽にはEVが適しているとみている。