全国の電力10社と大手都市ガス4社は30日、原燃料費調整制度に基づく9月分の電気・ガス料金を発表した。火力発電用の石炭や液化天然ガス(LNG)など輸入燃料の価格が下落したため、電力10社が3カ月連続で一斉値下げ。西部ガスを除く都市ガス3社も3カ月連続で値下げとなる。西部ガスは3カ月連続で横ばい。
電力10社の標準的な家庭の値下げ幅は前月比16円~42円。最大は中部で、沖縄の39円、中国の36円がこれに続く。西部を除く都市ガス3社の値下げ幅は25円~28円で、東邦が最大。
原燃料費調整制度は、原燃料費の変動に応じて電気、ガス料金を毎月見直す仕組み。今回は4~6月の平均価格を基に算定した。