中国・上海の食品会社が保存期限の切れた鶏肉を供給していた問題で、日本マクドナルドは22日、国内で使用する「チキンマックナゲット」の約2割をこの会社から輸入していたと発表した。
この会社から輸入していた鶏肉を使用していた店舗は、国内全体の約4割に当たる約1340店舗で、主に関東の店舗。このうち約500店では、ナゲットの販売を21日に中止した。
これを受けて、マクドナルドではタイや別の中国の会社が生産した鶏肉への切り替えを進め、順次販売を再開している。
日本マクドナルドによると、上海の食品会社は「上海福喜食品有限公司」。中国のニュースサイトではこの会社が21日までに、マクドナルドやケンタッキー・フライド・チキン(KFC)などの上海の店舗に、保存期限の切れた食品加工品を供給していたと報道した。
日本マクドナルドは使用中止後、事実確認の調査をしているという。「報道された内容が事実であれば、マクドナルドとしては一切受け入れられるものではない」などのコメントを発表した。