2014.7.11 05:00
土木・推進工事などを手がける森岡組(奈良県五條市)は、ベトナム・ホーチミン市の上水道工事を受注した。
受注したのはホーチミン市内のハノイ道路を横切る57メートルの区間で直径0.6メートル、長さ57メートルの上水道管を「推進工法」で工事する案件。インドシナ・エンジニアリング・コンストラクション・インベストメントから受注。
推進工法は掘削機械で地下を掘り進み、埋設管を目的地まで伸ばしていく工法。地上から掘り起こして管を埋設する開削工法に比べ、地上への影響が少なく市街地などでの工事に向いている。日本の建設会社がベトナムで推進工法を使い工事を実施するのは初めてという。
森岡組は、ベトナム進出支援などを行っているCBSグループ(兵庫県姫路市)が2010年に立ち上げた「中小建設企業のベトナム進出プロジェクト」のメンバー。これまで日本の土木技術をベトナムで活用する活動に参加してきた経緯がある。