原電、敦賀死守へ「背水の陣」 原発再稼働めぐり規制委に徹底抗戦 (1/3ページ)

2014.7.9 07:02

 日本原子力発電(原電)敦賀原発(福井県)真下の断層が活断層か否かをめぐる原子力規制委員会の会合について、原電が「恣意(しい)的で、反論の機会すら奪われた」と大反発している。民間企業が許認可権を持つ規制当局にここまでかみつくのは異例だ。同原発再稼働の可否が原発専業の原電の経営を左右するという事情もあり、原電は背水の陣で全面戦争に臨んでいる。

 異例の社内文書

 6月24日、原電が自社のホームページに掲載した「原子力規制委員会への要請書の提出について」と題したプレスリリース。一読した大手電力幹部は目を疑ったという。

 そこには、同21日の評価会合について、規制委を真っ向から批判する言葉ばかりが並んでいたのだ。

 「議論を一方的に打ち切ったり、恣意的に誘導したりした」「当社の反論、説明の機会を奪った」…。

事業者が発表したいことをPRする場ではない

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