イオン、セブン&アイ・ホールディングス(HD)の流通大手2社、ローソンなどのコンビニエンスストア大手3社の2014年3~5月期決算が4日、出そろった。各社とも売上高は過去最高を更新し、4月以降の消費税増税が業績に大きなダメージを与えなかった格好となった。
流通大手の連結決算では、売上高にあたる営業収益で、イオンが前年同期比17.2%増の1兆7130億円、セブン&アイが7.9%増の1兆4721億円となり、ともに過去最高となった。
しかし最終利益では、セブン&アイは、増税にもかかわらず好調だったコンビニエンスストア事業が牽引し過去最高を更新した。一方、業績不振のダイエーを抱えるイオンは、約9割の減益となり、明暗を分けた。