【Sakeから観光立国】パリのユネスコ本部で日本酒講座 (1/2ページ)

2014.6.6 05:00

(左から)宮川圭一郎氏、門司健次郎大使、人気酒造(福島県二本松市)の遊佐勇人社長=5月27日、パリのユネスコ本部

(左から)宮川圭一郎氏、門司健次郎大使、人気酒造(福島県二本松市)の遊佐勇人社長=5月27日、パリのユネスコ本部【拡大】

 □平出淑恵さん(酒サムライコーディネーター)

 和食の無形文化遺産登録で話題となった国連教育科学文化機関(ユネスコ)。世界195カ国が加盟し、教育や文化の振興を通じて、戦争の悲劇を繰り返さない、との理念によって運営されている。設立意義を定めたユネスコ憲章の前文には「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」とある。

 先週の5月27日、そのユネスコ本部(パリ)で日本酒講座が開かれた。主催は日本伝統文化国際交流協会(和田政子代表)とル・ジャルダン・ジャポネ(日本の庭の意味、齋藤麻衣代表)だ。

 講師は、パリ在住で日本酒を広める活動に尽力している宮川圭一郎氏(GALERIE K PARIS代表)。インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)SAKE部門の審査員でもある。

 講座は、宮川氏による日本酒の歴史、文化、季節や食との組み合わせなどのレクチャーの後、試飲会場に移り、日本酒と和食、そしてフランス産チーズとのマリアージュ(相性)を楽しむ内容。参加した各国ユネスコ代表部の大使やスタッフ、ユネスコ事務局の幹部からも大変好評だった。

 ところで講座の冒頭、挨拶したユネスコ日本政府代表部の門司健次郎大使は、外務省で唯一、日本酒造青年協議会が叙任している「酒サムライ」の称号を持つ外交官だ。外務省条約局審議官などを歴任し、特に厳しい時期に駐イラク大使として赴任した。

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