【ケータイＷａｔｃｈ】広がるワイヤレス充電技術　机の上に置くだけ、数センチ離れてもＯＫ (1/2ページ)

　ケーブルをつながずに、置くだけで充電できる。こうした使い勝手を実現するワイヤレス充電技術が広がりそうだ。５月２８日から３０日まで東京ビッグサイトで開催されたモバイル・ワイヤレス専門の展示会「ワイヤレスジャパン２０１４」で、各社によるデモンストレーションが披露された。

　米クアルコムのブースで紹介されたのは、磁界共鳴型の「ＲＥＺＥＮＣＥ」（レゼンス）という技術。木製の机の下に充電パッドを備えておけば、天板ごしにスマートフォン（高機能携帯電話）を充電できる、という様子を披露した。既存の机をワイヤレス充電対応にしやすい仕組みで、米国ではまもなく商用の充電パッドが登場する見込み。日本でも近い将来、商品の登場が期待される。

　磁界共鳴型の「ＲＥＺＥＮＣＥ」は今回のデモのように、金属に遮られなければ数センチ離れていても充電できるのが特徴だ。

　一方、ＮＴＴドコモの一部スマートフォンで採用されるなど、いち早く製品化が進んでいるのが「Ｑｉ（チー）」という規格。今回は、机をくりぬき、そのうえに充電パッドを置いて、使い勝手を紹介しつつ、その充電パッドがスケルトンになっていて、部品が見えるというユニークな内容となっていた。

防水・防塵などタフネス性が特徴となる機種とは相性がよさそう