コンビニエンスストア大手のファミリーマートは28日、全国農業協同組合連合会(JA全農)の食品スーパーであるAコープとファミマの一体型店舗を展開する業務提携で合意したと発表した。愛媛県伊予市で一体型店舗1号店を31日にオープンする。加工食品の共同開発も手がける方針だ。
一体型店舗は、通常のコンビニの3倍程度となる100坪程度。その広さを活用して、地元野菜を並べる生産者直売コーナー、JA全農ブランド商品コーナーを設置するほか、26席程度と、既存店舗の3~4倍の規模を持つイートインコーナーを設置する。Aコープは全国に760店舗あるが、このうち100店舗程度が候補となっており、早期に30店舗程度を切り替えたいとしている。
同日記者会見したファミマの中山勇社長は「これまでコンビニとしては出せなかった規模の物件にも、(Aコープとの)一体型店舗を出せる選択肢が広がる」と語った。