日本フードサービス協会が26日発表した4月の外食市場は、全店売上高が前年同月比2・3%増(税抜き比較)と2カ月連続のプラスだった。客数は0・7%減ったが、客単価は3・1%増と、伸び率が3月より0・7ポイント拡大した。協会では「足元の業績も全体としては好調で、増税の影響は軽微だった」と話した。
業態別売上高は、ファミリーレストランが5%増と大きな伸びだったのに対し、ファストフードは、0・9%増にとどまった。ファミレスは12カ月連続のプラス。セットメニューの拡充などが奏功し、「ディナータイムの来店客数が伸びた」(ロイヤルホールディングス)。焼肉店と和風が6%台の大きな伸びだった。
ファストフードは和風が2%増、麺類が3.4%増とまずまずだったが、洋風が2.1%減と足を引っ張った。「持ち帰り米飯・回転寿司」も0.9%と前年割れした。
洋風のマイナスは3カ月連続で、大手ハンバーガーチェーンの不振などが原因となっている。