東京では五輪を見据え、外資系を中心にホテルの新規開業が相次ぐ。6月には米ハイアットグループの「アンダーズ東京」が虎ノ門ヒルズ(東京都港区)に開業。年内にはシンガポールに本拠を置く世界的な高級ホテルグループのアマンリゾーツが、東京・大手町に進出する予定だ。昨年12月には米マリオット・インターナショナルが東京・品川で「東京マリオットホテル」を開業するなど、競争が激しくなっている。
そのなかで国内の高級ホテル「御三家」の一角を占めるホテルオークラ東京は、建て替えで競争に対抗する。ほかの「御三家」では帝国ホテル東京(東京都千代田区)の本館が70年開業だが、「大規模な改装を終えており、建て替えの予定はない」という。本館が64年に開業したホテルニューオータニ東京(東京都千代田区)も「現時点で建て替えや改装の予定はない」としている。