【エンジニア革命】「マネジメント」力で飛躍 多彩な言語でコミュニケーション (1/4ページ)

2014.5.17 05:00

 □エレクトリフィケーション コンサルティング代表・和田憲一郎

 最初にあなたはいくつの言葉を話せるだろうか。

 これは、英語、フランス語、中国語など、多言語を話すマルチリンガルのことではない。部門間のコミュニケーション不足を話題に挙げる人が多いが、よくよく聞いてみると、どうもそこで使っている言葉、ある意味“方言”といってよいかもしれないが、これに起因しているようなことが多いように思える。

 例えば、エンジニアの人は、他部門への説明会などに、資料やパワーポイントで、専門用語を駆使してしゃべり、説明したつもりになった方がいるかもしれない。ところが、後で聞いてみると生産・品質・販売など他部門の方々に実はあまり伝わっていないことが多いものだ。

 その原因として、エンジニアは、自分たちが日頃使っている用語や意味が分からないのは、相手がそれを理解しようとしていないからだと思う傾向がある。つまり、分からない方が悪いのであると。では、分からないままで良いかと言われれば、決してそうではない。新たに開発したものを正しく理解していただき、適切な方法で、生産・品質・販売など各部門で実施してもらわなければならないのだ。

 さらに「モノ作り系」では、往々にして、現場には職制よりも経験豊かなベテランやマイスターがいて、これらの方の理解と支持が得られないと、実際には物事をスムーズに進めることができないことがある。

ソクラテスの言葉を引用「大工と話すときは、大工の言葉を使え」

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