NHKは15日、平成25年度決算の速報値を発表した。事業収入は前年度比11億円増の6615億円、事業支出は23億円増の6432億円で、事業収支差金は182億円の黒字となった。黒字分は東京・渋谷の放送センター建て替えのために積み立てる。
事業収入のうち、受信料収入は6345億円。受信料値下げ影響の通年化に伴い、前年度比90億円の減収を見込んでいたが、営業活動の強化などで42億円減にとどめた。
インターネットの番組配信サービス「NHKオンデマンド」関連業務が20年のスタート以来、初めて1億3千万円の黒字を確保。連続テレビ小説「あまちゃん」人気で利用者が増加したことなどが影響したという。
25年度決算は6月の経営委員会で議決され、確定する。