2014.5.7 06:16
大阪・道頓堀のシンボルとして親しまれている江崎グリコの電光看板が今秋、16年ぶりに世代交代する。昭和10年に登場し、現在5代目の“グリコのポーズ”のランナーは、大阪城や通天閣など、大阪の名所を背景に駆けてきた。6代目はランナーは残るが、具体的なデザインは「ふたを開けてからのお楽しみ」(グリコ)。背景に描かれるのは日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)かキタの新名所「グランフロント大阪」か-。憶測も飛び交いながら、関西人の熱い視線が注がれている。
老朽化にネオン管不足…“無念”!?の引退
現在の5代目は平成10年に設置され、高さ約20メートル、幅約11メートル。その大きな“キャンバス”には、大阪城と通天閣、大阪ドーム、海遊館と、大阪を代表する4つの名所を背景に、笑顔で両手を挙げたランナーが陸上競技場のトラックを走る様が描かれている。
夜になると青や赤など7色のネオンが点灯し、道頓堀を鮮やかに照らす。大阪の名物となっているこの風景を生み出すために使われているネオン管は、全部で約4460本。長さにすると延べ約5100メートルにも上るという。