未来の農作業のあり方を提案する新型のトラクターが、滋賀県長浜市三和町の企業博物館「ヤンマーミュージアム」で展示され、人気を集めている。当初はゴールデンウイーク中の特別企画として6日までの展示予定だったが、反響が大きいため期間を11日まで延長した。
展示されているのは、工業デザイナーの奥山清行・ヤンマーホールディングス取締役が設計した「YT01」。フェラーリや新幹線などを手がけたことで知られる奥山さんが、快適で安全、効率の良い農作業を提案した。流線形の車体や広い運転席、太いタイヤとホイールなど、従来のトラクターのイメージを覆す斬新なスタイル。性能面でも、一度に2台を無人走行でコントロールできるなど、複数の作業を1人で効率よく行えるシステムを搭載している。
昨年11月23日~12月1日に開かれた東京モーターショーで話題となり、ヤンマーミュージアムでも子供たちが「かっこいい」「乗ってみたい」などと歓声を上げている。入館料は600円(小・中学生300円)。問い合わせは同館((電)0749・62・8887)。