「夢」という言葉はとてもまぶしくロマンある言葉です。大抵の人は夢を語る時に素敵な単語を並べますよね。でも私の場合はもっと現実的なものでした。私は起業する前、子供を出産し働きに出るのが難しい状況でした。多くのママ達が困っているように子供を預ける環境はまだまだ整っていません。
私はもともと働くことが好きだったので1日でも早く社会復帰したいというのが、当時の私の夢でした。しかし現実には、子育てをしながらどこかの企業に属することは難しく、私は仕方なく自宅で開業することを決めました。自分の理想とするサロンを開業することが夢だったのではなく、とにかく社会と接点を持ちたかったのです。幸いにも私は、独身時代に美容の様々な技術を身につけていました。実際に開業してお客様とお話してみると、何か技術を身につけてみたいと考えている女性が多いことに気が付きました。そこで、施術だけではなく自分の持っている美容技術を教えるスクールを開講してみました。それらが起業の足掛かりとなり、ここまで会社を大きくすることが出来ました。