電子情報技術産業協会(JEITA)が25日発表した3月のパソコンの国内出荷台数は前年同月比20.8%増の164万2000台で、現行方式になった2007年4月以降で過去最高だった。消費税増税前の駆け込み需要に加え、4月9日の米マイクロソフトの基本ソフト「ウィンドウズXP」のサポート終了で買い替えが増加した。昨年度の出荷台数も前年度比8.6%増の1210万9000台で、過去最高だった。
3月の出荷台数は1、2月に比べ伸び率は縮小したものの、6カ月連続のプラスとなった。内訳はデスクトップが前年同月比33.6%増の49万8000台、ノートが16.0%増の114万4000台だった。
3月の出荷金額は40.7%増の1312億円。タッチパネルを採用する商品などが増え、単価が上昇しているためとみられる。